デジタルシネマ第10回 歴史その9 デジタルシネマとS3D

S3D立体映像

ハリウッドから始まったデジタルシネマの波は、意外にも映画業界の反応は冷ややかで、その普及は緩やかでした。しかし、まったく別の要因がデジタルシネマの普及を後押しすることとなります。それはS3D立体映画のブームです。元々1890年頃に発明された立体写真は、その後立体映画として開花し、1920年代に最初のブームとなりました。その後は50年代、80年代と30年ごとに周期的なブームをもたらします。そして2010年代にまた新たなブームとなりました。最新のブームは、デジタルシネマによるフルカラー映画となったのです。この3D立体映画のブームから見てみることも、デジタルシネマの普及を解く鍵にもなります。何度かの3D立体映画のブームは、家庭におけるテレビの普及、大衆化、レンタルビデオやDVDの普及、ホームシアター化と連動しているのです。

全国映画館スクリーン数

dyerware.com


全国スクリーン数 – 社団法人・日本映画製作者連盟
http://www.eiren.org/toukei/screen.html

 

S3Dの歴史

その時のブームの裏にあったもの
TVの普及、ケーブルテレビの普及、海賊版+デジタルシネマの台頭

3D映画の原理
アナグリフ方式
偏光グラス方式
プログレッシブ方式

モニター
バリア方式
裸眼方式

日本国内では、2005年12月23日の「チキン・リトル」の公開と同時にAMCイクスピアリ16(現在のイクスピアリ)、ワーナー・マイカル・シネマズ多摩センターでREAL-D方式による3Dシステムが導入された。

その後の普及は3D映画の公開と連動し、2008年末に公開の「アバター」でピークを迎える。

しかし、3DTVの家庭への普及の失敗

2016年4Kテレビの喧騒の中で3Dテレビの生産はひっそりと終焉を迎えていきました。


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