デジタルシネマ
DIGITAL CINEMA

講義『デジタルシネマ』の教材ノート

デジタルシネマとは?

デジタルシネマとは近年になって言われ始めた新しいキーワードです。デジタルという言葉は聞き慣れてはいても、デジタルシネマという言葉はあまり馴染みがないかもしれません。でもシネマという言葉から映画におけるデジタル化あるいは映画自体がデジタルになった、という事を想像するのことは容易いと思います。では、映画の何がデジタルになったのでしょうか?あるいはそのデジタルのおかげで私たちはどんな恩恵を受けているのでしょうか?

この講義では、120年に及ぶ長い映画の歴史の変遷からここ20年に及ぶデジタルシネマの黎明と発達に関して明らかにしていこうと思います。そのため、映画が写真から発達してきたことやかつてはフィルムに映像を定着させてきた”メディア”がイメージセンサー(撮影素子)に変わって来た事を取り上げていきます。またその結果として映像の記録の仕方、そして映画の作り方そのものが変わって来た事を工学的に捉え、理解してもらいたいと思います。

フィルムルック ”FilmLook”とは?

みなさんは、映画を映画館で観た時に、今日の映画はフィルムで良かったと思ったとことはありますか?そもそも映画館に行く時に映画をフィルムで観るかデジタルで観るかを意識することもなくなっています。今日現在、映画館で上映されている映画のほとんどはもうデジタル上映になっています。フィルムの映画を観る事自体が非常に少なくなってしまいました。

では、いつ頃から映画館はフィルム映画を上映しなくなったのでしょうか?

フィルムとビデオの違い

もうひとつ、映画ってテレビと違うなあと感じるところはどこなのでしょうか?
映画をテレビで見た時とテレビドラマを見た時にそれぞれの違いに何か気がつくことがありますか?

デジタルシネマの特性をフィルムとビデオとの比較の中で見ていきましょう。

 

地上波デジタル放送

2011年7月24日。この日は何の日でしょうか?
地上波デジタル放送に完全移行した日(地上アナログ放送が完全終了した日)です。放送がデジタルに移行した事によって、私たちの身の回りの映像環境はどのように変化してるのでしょうか?

そうです。この講義では映画の成り立ちとその歴史を辿るとともにテレビ放送の台頭、パッケージの発達を見ていきます。そしてデジタル環境への移行の中で映像がもつ役割や映像が視聴者、観客に与える影響の変化を捉えていきたいと思います。

メディア、プラットフォーム、デバイス、そしてコンテンツ

映画を語る際には放送やパッケージメディア、デバイスの変遷も理解しておく必要があります。それによって今、技術とメディアがどこへ向かおうとしているかも見えてくるのだと思います。

NETFLIXの上陸

2015年に「NETFLIX」(オンラインDVDレンタル及び映像ストリーミング配信事業会社)という動画配信サービスがアメリカから参入しました。今までは国内のサービスだけでしのぎを削って来たメディアですが、今後は海外からもシームレスにサービスが押し寄せてきます。その流れを正しく理解してこれからのメディアがどのようになっていくかを考えていきたいと思います。

Amazon Primeビデオ

最小輝度と最大輝度の比)
フィルムに比べCCD(CMOS)はダイナミックレンジが狭く,特にハイライ ト特性が弱い
階調の情報量(RGB各8bit,12bit,16bitとかいう指標)
ネガフィルムは広ダイナミックレンジ(ラチチュードが広い)
ポジ(リバーサル)フィルムは狭ダイナミック レンジ(ラチチュードが狭い)
なだらかな(軟調)ガンマカーブ(トーンカーブ) めりはりのある(硬調)ガンマカーブ(トーンカーブ)
色空間(カラースペース)

デジタルの恩恵
フィルムからデジタルへ
ビデオからデジタルへ
パッケージからデジタルへ
デジタルシネマ創世記
DSLR、S3D、4K、8Kへ
Side by side

ストーリーの構築、シナリオの立て方

撮影の技法

編集の技法

新しいデジタルワークフロー
カラーマネージメント
マスタリング工程
圧縮コーデック
セキュリティ保護とパッケージ
オーディオ
配給配信
上映
劇場システム
海外の状況


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