Morphing モーフィング

Morphing モーフィングとはMetamorphosesメタモルフォーゼ=変容を語源とする造語です。

その起源は映画『Willow』(1988)で使われた人間がトラやその他の動物に変異しているという設定で使われました。

VFXはILM

これは、もっともシンプルなモーフィングで、どちらかというと形状変化と質感(テクスチャー)のディゾルブでいうと現在の『ワーピング Warping』に近いかもしれません。

そもそも黎明期のCGの考え方の一つには、2Dアニメーションの中割りという考え方がありました。
日本で初めてできたJCGLというCGプロダクションでは2Dアニメーションの中割りを『Inbetween』という呼び名で開発していました。

その技術の前身はNYIT(ニューヨーク工科大学)に遡ります。

PDI(Pacific Data IMages)はサンフランシスコに拠点を構えていたCGプロダクションです。現在のDreamworks(シュレックなどでお馴染み)になります。当時、PDIはマイケル・ジャクソン『White or Black』(1991)内で使われた手法が、『Morphing』として世界に広まりました。しばらくは、映画、CMで『Morphing』は流行しました。

モーフィングとは

2次元での形状の変化と色、質感、テクスチャーの変形、変化のことを指します。

ワーピングとの違いは、ワーピングがAからBへの変形に対して、モーフィングは、A形状の消失やB形状の出現なども含んでいるので、形状の変形に関しては複雑な操作が必要になります。

最近は、2次元形状の変化だけではなく、3次元上形状の変化にも言葉が用いられるようになりました。フェイシャルのアニメーションなどは基本となる形状に加えて、母音や感情の表情などを同じ形状(Geometry=頂点、エッジ数や面構成)で用意して、その発音や感情表現のタイミングをモーフィング(ミックス)していく方法がとられるようになりました。ブレンドシェープ、モーフターゲットと呼ばれるようになってきています。

老人の顔や、赤ちゃんの顔を作り出すアプリなども、このMorphingの手法を用いているといってもよいと思います。

では、最後に『Terminator2』のモーフィングシーンを見てみましょう!

morphingがいろんなところで使われていることを知りましたが、

実はもっといろんなところで使われているのです。

その例をいくつか

お馴染み『MATRIX』のBullet Time(Time slice)も実はstill画像の補完にはmorphingが使われている

ついでにバレットタイムのプロモーション

最近のVR360度カメラを使うと同じようなバレットタイムが表現できる

『Mission Impossible』Mask Effectsこれも一部morphingが使われている

Adobe PremierePro編集ツールにも『morph cut』というトランジションがはいっています。Jump Cutをスムーズに繋げるためにmorphingを使っています

AfterEffects のPlug-inのひとつでRE:FLEXというツールがあります。


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