フィルムメイキング第6回
 ポスプロ

ポスプロ=ポスト・プロダクション

プロダクション(撮影)以降の制作工程をポスト・プロダクション=ポスプロと呼び、編集、CG/VFX、合成、M/A(音入れ)、マスタリングのことを指します。

ポスプロは単に撮影以降の工程を指すだけではなく、実際の作業をする編集室やM/Aルームなどのプロダクションを呼ぶ場合もあります。

ポスプロは単なる後処理で撮影の時に上手くいかなかったことを何とか処理をしてくれという場合もあります。ですが、撮影の後にポスプロの作業が始まるのではなく、撮影前からポスプロの作業が始まっているのです。それは打合せに参加して演出や絵コンテに意見を言ったり、合成やエフェクトの段取りを決める場合もあります。要は各パートのスタッフが自分の担当だけではなく、制作全体のことを考えることが大事なのです。

80年代までは高額なシステムとビデオテープやVTRの普及により、安価なオフライン編集スタジオと大規模なシステムを導入した大手ポスプロが立上がりました。その中でQuantel(英)のPaintBoxやHally、Henllyなどのデジタルノンリニア合成エフェクトシステムがそれまでのポスプロの技術エンジニアの雇用形態を一新しました。それまで編集というのは技術や信号の分かるオペレーターが採用されていましたが、新しいペイントシステムは美大系のアーチストたちが採用され、斬新なタイトルバックが多数作られました。それ以降は技術とアーチスティックなスキルが求められるようになっていきました。


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