映像メディア基礎講座第2回 情報、メディアとコンテンツ

私たちは日常の中でさまざまな情報に接しながら生活しています。また、コンテンツやメディアという言葉も多く聞かれます。でも改めてこれらを区別したり、説明することは意外と難しいことに気がつきます。それは、これらのキーワードが多様化してきて、時代とともに変化しているからです。
かつては「メディア」と言えば、新聞やテレビなどに代表されるマスメディアのことを指しましたが、今のメディアは必ずしもマスメディアを指すとは限りません。メディアがマス=大衆から少数や個人に対して発信される場合もあるからです。
ここでは、「情報」、「コンテンツ」、「メディア」とそれぞれ定義と関係について解説していきます。

 

情報とは、データの最小単位
文字・数字などの記号やシンボルの媒体によって伝達され、受け手に状況に対する知識や適切な判断を生じさせるもの
データに意味と目的をもたせたもの
テキストや静止画、動画、音楽、音声といった情報全般のことです。

 

コンテンツとは、情報を伝える『かたち』にしたもの

コンテンツとは、情報を伝えるためのある「形」や「方式」(フォーマット)にしたものを指します。
コンテンツは本来、内容・中味の意味だが、この場合「情報の内容、中身」と捉えると間違える。「メディアの中身」とした方がいい。
例)ビデオコンテンツ、映像・音楽コンテンツ、出版コンテンツ、ゲームコンテンツ、ニュースコンテンツなどの価値のあるモノやカタチを指します。

 

メディアとは、情報やコンテンツにもたらす作用や機能、あるいはそれらをもたらす容器または当事者のこと

 

メディアとは、コンテンツを伝達すること、その行為、その為の機能そのものを指します。つまりメディアとはコンテンツと呼ばれる水を川上から川下に向かって流すことに近いです。

 

この伝達する行為や機能には次のようなモノがあげられます。

 

発信
流通(伝達)
受信(掲示)
蓄積

 

大きくはこの4つがメディアの機能や行為にあたります。

 

ここでいくつかの疑問が湧き上がってきます。
例えば、ブログ記事はコンテンツなんでしょうか?LINEでやり取りされた会話はコンテンツなんでしょうか?
答えは、イエスと答えざるおえないのですが、注意点があります。
すなわち、コンテンツにはその情報量やコミュニケーション量(?)に応じてレベルが分かれます。

 

それらを仮に上位レベルのリッチコンテンツと下位レベルのプアコンテンツと呼ぶことにしましょう。

リッチコンテンツ
動的な映像やアニメーション、CG、音声を利用した表現豊かなコンテンツ
コミュニケーション力を有する極めて伝達力やメッセージ性などを含んでいるもの。

プアコンテンツ
情報の質が少なく(低く)、パーソナルな内容であったり、不確実な内容であったりするコンテンツ
伝達力やメッセージ性に乏しく、場合によってはひとり言やつぶやきに近い。

例えるならば、
水が川上の源泉から水道を経由して各家庭に届けられることを思い浮かべてもらえると分かりやすい。

何も加えていない源流や源泉水が「情報」、水道局や蛇口は「メディア」、飲料水としての処理を加え蛇口から出た水道水や缶、ボトルやコップに入れたドリンクは「コンテンツ」と言えるのではないでしょうか。

 

コンテンツ法(コンテンツ促進法)

2004年5月にはコンテンツ事業の振興の基本法といえるコンテンツ促進法(コンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する法律)が成立した。同法では、コンテンツを「映画、音楽、演劇、文芸、写真、漫画、アニメーション、コンピュータゲームその他の文字、図形、色彩、音声、動作若しくは映像若しくはこれらを組み合わせたもの又はこれらに係る情報を電子計算機を介して提供するためのプログラムであって、人間の創造的活動により生み出されるもののうち、教養又は娯楽の範囲に属するものをいう」と定義しており、具体的には映画、音楽、演劇、文芸、写真、漫画、アニメ、ゲームなどを指しています。

(以下未整理)
メディア自体は、進化や変容を遂げているので必ずしも同じ形や形式をとるとは限りません。

50年代以降のメディア、マスコミュニケーションの発達

メディアの進化

マーシャル・マクルーハンとメディアの進化

オールド(原始)メディア

最初のメディアは印刷メディアです1600年代、グーテンベルグが活版印刷機を発明することによってそれまで文字や絵を伝えることは現物かそれを模写することで伝達していました。中国では紙が発明され、石版に墨を塗って板書することで伝達していました。大辞林というのは実は石版に書いた文章が林のように立ち並んだことから由来しています。


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